【旅行記】バルト海の宝石? ボーンホルム島に行ってみた

9月も終わりかけ、肌寒くなってきたころ。コペンハーゲンで生活し始めてから1ヶ月を迎えようとしていました。しかし、生活に慣れて落ち着くと同時に、何か物足りなさというか、このままでいいのか感がありました。

 

せっかくまだ涼しいのに、旅行してないじゃん!

物足りなさはこれでした。ということで、翌週に弾丸旅行を計画。行き先は週末を利用して1泊2日で行ける、ボーンホルム島というバルト海に浮かぶ島にしました。

ボーンホルム島とは?

赤い島がボーンホルム(Wikipediaより引用)

スウェーデンとポーランドの間のバルト海に浮かぶ小さな島です。
いろいろあったそうですが現在はデンマーク領で、人々も皆デンマーク語を話します。

コペンハーゲンからボーンホルムへ

コペンハーゲンからはイースタッド(Ystad)というスウェーデンの街まで電車で行き、そこからフェリーに乗ると行けます。

夕方16時30分発のフェリーを目指して、14時ごろにコペンハーゲン中央駅から出発しました。

席も空いていて滑り出し順調!と思ったのですが、コペンハーゲン空港に着いてからずっと止まったままに。発車しないかと待っていると、電車から降りてくれとのアナウンス。

どうやらコペンハーゲンとスウェーデンの街マルメを繋ぐ橋で警察沙汰があり、橋が封鎖され電車が止まってしまったようで…。

運転再開後も、次に来る電車では事前に予約したフェリーの時間に間に合わないことが分かり、焦る一行。

キャンセル料を払って時間変更しようかと迷っていたところ、フェリー会社から運行を遅らせる内容のメッセージが。

橋でのアクシデントが割と大ごとだったのと、コペンハーゲンやマルメ方面から来るお客さんが多いのでしょう、フェリーに無事に乗れることになりました。やったね。

 

ということで、ひと安心して電車に乗りました。乗り換えがあるマルメ(正確にはHyllieという駅です)ではパスポートチェックがあり少しビビりましたが、なんとかイースタッドに到着。

地味にスウェーデン初上陸だったので、軽く市街をまわってきました。

 

イースタッドは小さな街で、建物が低くてカラフルでとてもかわいかったです。

フェリーの中は思ったより豪華で、売店や食堂、カフェもありました。

船に揺られること2時間弱、ボーンホルム島の街、ロネに到着しました。

静かなロネの夜

到着したのは金曜日の午後8時半くらいだったのですが、街に出ている人は少なく、観光地とは思えないくらいほんとうに暗くて静かでした。もちろん、お店もほとんど閉まっています。

冷たい夜風に耐えながらなんとか開いているカフェを見つけ、すてきなサンドイッチをいただきました。

かなりボリュームのあるサンドイッチ。これで88kr.(=約1,600円)なのでコペンハーゲンよりも安い…!(感覚麻痺)

店員さんはとても親切で、閉店時間に近かったにもかかわらず迎えてくれました。おかげで、まさにヒュッゲな時間を過ごすことができました。

アジア人が珍しかったのか覚えてくれていて、次の日店の前を通りかかった時にも店員さんとまた挨拶しました(笑)

街歩き〜古城へ

翌日は快晴だったので、街を少し歩くことにしました。

中心部からすぐ近くに小さなマーケットがあったので、立ち寄ってみました。

 

入り口からすでにかわいい。中では肉や魚、野菜などの食品はもちろん、島の特産らしき工芸品やはちみつなどが販売されていました。

 

マーケットでローカル感を味わった後、ボーンホルムの象徴的な古城であるハンメルシュス(Hammershus)城へと向かいました。

 

お城への移動はこちらの市バス(BAT)を利用しました。時刻の表示が意外と現代的。

あまり大きい島ではないですが、本土(?)に比べ道が平坦ではなく高低差も比較的大きいので、自転車ではなくバスで移動するのがベストかと思います。本土の交通ICのlejsekortは使えないので、チケットは紙のものになります。運転手さんに行き先を伝えると、一番安い買い方を教えてくれました。みなさん本当に親切。

ロネからバスに揺られること4~50分、丘の上にそびえ立つハンメルシュス城に到着しました。

遠くから見ても、圧倒的な絶景でした。

入場料は無料ですが、エントランスにはカフェスペースやお城の歴史に関する展示があり充実していました。その中でも目を引いたのがこれ。

ガイコツが埋まってますね(笑)これ結構大きくて、目の中を覗いてる人もいました。正直、正体はよくわからなかったのですが、中世の廃墟の不気味なイメージをいい感じに掻き立ててくれました。

エトランスから入場して、お城の中へ。丘の上にあるので、軽くハイキング気分を味わえました。

 

このお城は監獄として使われていた歴史もあるそうです。何百年も前にここに囚われて拷問などの酷い扱いを受けていた人がいたのか…と考えると、なんいうか、歴史が息づくヨーロッパに来たなという感じがします。吹きつける冷たい風がそこでの生活の厳しさを物語っているようでした。

 

お城の端からは、切り立った海岸線とバルト海を広く見渡すことができました。ところどころ壁が崩れているのが、まさに廃墟!という感じでワクワクしました。

魚とアイスクリーム

旅に美味しい食べ物はつきもの。ということで、その日のランチにはローカルな魚料理のレストラン「Rogeriet i Svaneke」に立ち寄りました。

燻製の魚の食べ放題メニュー目当てに行ったのですが、行った時間が午後2時ごろだったので既に終了とのこと。代わりにニシンの燻製のプレート(60kr.ほど)とボーンホルムの地ビールを注文しました。

 

ビーツやライ麦パンがまさにデンマーク、という感じですね。ニシンにはかなりしっかりと塩味がついていて、ビールと一緒に頂くにはぴったりでした!いつか機会があれば食べ放題も行ってみたいところです。

 

ランチのあとはロネに戻り、デザートを探し求めました。

やはり酪農が盛んなお土地柄だけあって、アイスクリーム屋さんがところどころにあるようでした。

私たちが入ったのは、雰囲気良さげなこちらのお店。アイスだけでなくチョコレートやキャラメルなどのお菓子もたくさん売っているようでした。2スクープで28kr.とこちらもコペンハーゲンに比べてリーズナブルだったので、迷わず注文。ピスタチオとヌガーの組み合わせにしてみました。

 

アイスクリームはとってもなめらか&濃厚で、ちょっと肌寒くても気にならないくらいの美味しさでした(笑)

美しい景色と豊かな食、そして島の人たちの温かい雰囲気をしっかりと堪能した2日間でした。ですが、ボーンホルムにはまだまだ見所がたくさんありそうなので、ぜひ夏のシーズンにまたリピートしたいなと思います。

ボーンホルムまとめ

かかった費用

・コペンハーゲン中央駅⇄イースタッドの電車往復:206kr. (16-25歳対象のユースチケットを利用しました)

・イースタッド⇄ロネ間のフェリー往復:98kr. (日時やチケットの種類によって異なります)

・朝食付きホテル代:275kr. (3人でトリプルルームを利用しました)

・バス代:78kr.(1ゾーンあたり1人13kr.となっています)

・食費:208kr. (夕食/昼食/アイスクリーム/コーヒー)

トータル: 865kr.

コペンハーゲンからの所要時間

・コペンハーゲン中央駅⇄イースタッド:1時間30分程度

・イースタッド⇄ロネ:1時間30分程度

トータル: 3時間程度 (乗り継ぎや運行状況により変動はあります)

参考サイト

・ボーンホルム公式ホームページ https://bornholm.info/en/

・BORNHOLMSLINJEN(フェリーのチケットが買えます) https://www.bornholmslinjen.com/

・BAT(バス情報が見られます) https://www.bat.dk/forside/

 

いかがでしたでしょうか。ボーンホルムは、デンマークともスウェーデンとも少し違った独特な雰囲気があって、ゆったりと時間の流れる素敵な島です。ぜひ近くに来たら観光してみることをおすすめします。

食と農・海外留学・その他趣味についていろいろ書きます。東大農学部でお勉強する毎日です。現在はコペンハーゲン大学に交換留学中。 Twitter:@o_o_ho_o_o